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​開催趣旨

  ALMA望遠鏡は本格運用から10周年を経てますます活躍しています。12 m アレイによる高解像度画像が我々の宇宙進化の理解を大幅に飛躍させましたが、一方で日本が開発に重要な役割を果たしたアタカマコンパクトアレイ(ACA, モリタアレイ)も欠かせない役割を果たしています。もともと、ACAは12 m アレイと相補的な役割を果たすことを目的として開発されましたが、Cycle 4以降にACA Stand-alone モードが利用可能になって以来、独立した装置としてもその威力を発揮しています。特に、現存する単一鏡に迫る広域サーベイを実現可能なことや、12 m アレイでは未検出の空間的に広がった構造を捉えることに特化していることから銀河系および近傍銀河の星間ガス研究で重要な役割を果たしてきました。

  本研究会では、ACA観測によって得られた最新の知見、また解析上テクニカルに困難な点や各ユーザーが得てきたノウハウなどを共有し、関連する理論計算との比較も見据えて日本の強みを活かした研究をさらに推進する原動力としたいと思います。ACA Stand-alone モードにより得られた成果に比重は置きますが、ALMA 12
 m アレイおよびそれをコンバインした研究、これからACA による研究を推進しようと検討中・観測実行中の方からの積極的な参加・講演も歓迎いたします。

LOC/SOC​:   徳田一起 (九州大学/国立天文台), 道山知成 (周南公立大学),
                 小西亜侑, 村岡和幸, 大西利和 (大阪公立大学)

LOC:          國年悠里, 東野康祐, 安達大揮, 北野尚弥, 松本健 (大阪公立大学)

本研究会は、JSPS科研費 (JP18H05440「巨大分子雲における星団形成機構の観測的解明」、JP23H00129「超広帯域ミリ波サブミリ波分光システムの開発による大質量星形成機構の解明」)の助成を受けたものです。

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