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​開催趣旨

現在、さまざまな波長の電磁波で全天及び銀河系の広域観測が精力的に行われています。しかしながら、多波長データを有機的に比較し、星間空間に存在するさまざまな層のガスを階層的/系統的に理解していくことは容易ではありません。我々研究者は、このようなサーベイデータや文献を通常、紙面に印刷もしくは計算機のモニターで表示し、閲覧/解析していくことになりますが、せっかく全天で取得されたデータを”天球面上でそのまま眺めてみたい”と思ったことはありませんでしょうか?
本研究会ではその願いを叶えるため、名古屋市科学館協力の下、プラネタリウムを活用して文字通り、全天サーベイを天球面上で眺めて議論する研究会を開催したいと思います。

招待講演には、近年さまざまな波長で全天/広域サーベイを元に観測/理論研究を進められている方をお招きしました。それぞれの波長のサーベイ状況を共有し、新たなコラボレーションを創生する窓口となるような研究会を目指します。20分程度の一般講演を広く募集しようと思いますので、銀河系および全天のデータで星間物質、および銀河のダイナミクスなどの研究を行われている方は奮ってご参加いただければと思います。

また銀河系との比較の観点から、局所銀河群やそのほか近傍銀河等の研究トピックなども歓迎いたします。 なお、あまり前例のない試みですので世話人一同も手探りで進めております。「こういう研究を発表しようと思うが趣旨に合致するかわからない」という疑問などはお気軽にご相談いただければと思います。

​世話人

河野樹人 (名古屋市科学館)、徳田一起 (九州大学/国立天文台)、
佐野栄俊 (岐阜大学)、村瀬建 (岐阜大学)、小西亜侑 (大阪公立大学)

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